なぜ建築家のデザインはあーなのか?インテリアの本が出版
2012-08-16|本
おもしろかったのでご紹介します。
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建築家の作る建物は、クールでシャープ。格好はいいけど、部屋の中はどうもすかすかして落ち着かない。吹き抜けをつくりたがる。ガラスが多くて、寒い、暑い、プライバシーが無い。風呂やトイレまでガラス張りにしたがる。レベル差を多くつくりたがる。無装飾で最小限の要素で構成するデザインが多い。
(中略)
最初お話した、建築家のつくるものはなぜ吹き抜けが多いか、なぜレベル差が多いのか、なぜガラスが多いか、なぜ装飾を排除しているのかは、100年以上続く建築家の伝統からというのが答えです。そのデザインが優れているか否かではなく、そのようなデザインが優れているとされてきたからです。
抽象的な構成は、しかし、こうも多くつくられてくると、退屈になってきます。
(後略)
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「都心の極小変形地にデザイナーズアパートを建てて高収益」
と言うような紹介がよくありますよね。
曲線で構成された外壁、吹き抜け、高い天井、変わった位置の窓、等が特徴です。
正直言ってこの手のアパートを見ると、
なんだか分からないけど、妙に恥ずかしく感じるのです。
自分で建てるのも、住むのも絶対イヤ! です。
みんながほめているので黙ってましたが。
原田ミカオさんのコラムで
「恥ずかしい」とまでは言わないものの「退屈」と表現され、
ちょっとうれしかったです。
そんな原田さんが、
いわゆる「デザイナーズ」以外のものも含めて幅広く解説した本を出版したそうです。
私も早速注文しました。
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